天気読み-出船判断のポイント
いつも19フィートの借り物の船で釣りに出かけていますが、
この冬の時期玄界灘はほとんど出船できておりません。
2018年は未だゼロですよ。
24フィート以上あれば、風次第では波高1.2mくらいまでは出れると思うのですが、なんせ私は小船なので波は0.7mまで、風は5mまでと決めています。
加えていうと、後々海況が良くなるのか、悪くなるのかも気にしています。
そんな出船判断ですが、私なりに出船判断のポイントや参考にしている情報(後半に記載)をまとめていきます。
※今乗っている19フィートのボートを基準にしています。
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出船判断をする際のポイント
①風向きと風速
玄界灘の場合は、とにかく北が絡む風だとうねりがすぐに発生します。同じ風速でも北よりか南よりかで出船判断はガラリと変わるかと。
ただ、ほとんどの場合が北風なので、北風で風速何mか、という判断になることが多いですね。
また逆に南風も南風で、めったに吹かないですが、吹く場合は台風や春一番など「強い南風」になることが多いです。
という訳で1つの基準としては北風5m以内(できれば3mくらい)です。
②波高とうねり
19フィートの船で0.7m、北風5mの時はゆっくりとしか進めませんでした。が、まあ何とかたどり着ける感じでした。
ということで、0.7mをマックスと考えますが、
うねりが強いと博多湾の出口、玄海島の横の狭い水道で高い波が立つのでビクビクしながら出ております。
③降水の状況
キャビンはもちろん、屋根もない小船なので雨が降ると辛いです。その為降水確率や降水量を確認します。
降水確率は50%まで。降水量は1mmまで。
という感じでしょうか。
ただ、こういった予報は陸地での予報なので、雨雲レーダーの予報を見て海上に雨雲が無ければOKとしています。
④乗船メンバー
全員が釣りに慣れている方たちであれば、前述した波高0.7m、風速5mで出船しますが、初心者や子供がいる場合は変わります。
初心者、子供、女性がいる場合は波高0.5m、風速4mまでかなと。
⑤釣れるか(時期や潮など)
微妙な天気で、出れるには出れるけど快適じゃないだろうなって日があります。
そんな快適ではない釣りで釣れないと悲しくなりますので、そんな時は、あまり釣果が宜しくない時期ならあきらめます。
逆にすごく好調な時期だったり、年末・正月のお魚を確保したいという時は少々辛い状況でも出ますね。
出船判断に使っている情報(サイト)
出船は、様々な情報を総合して決めますが、ほとんどのデータがネット上で拾えますね。
・天気予報(気象庁)
基本中の基本ということですが、玄界灘の場合は福岡県の情報に加えて、長崎県の「壱岐・対馬」の情報も見たりします。
・GPV 気象予報
スーパーコンピュータが予測する高解像度の天気予報です。
1時間単位などで「波」「風」「低気圧」など様々なデータをビジュアルで見れるので個人的には好きです。
更新は1日一回のようですよ。
・リアルタイムナウファス
国が運営記録している沿岸の波浪情報網が見れます。
予報ではなく、現在から過去の波高やうねり、うねりの周期などのデータが閲覧できます。
見方に慣れが必要ですが、慣れると大変活用できる情報です。
うねりと波高が時間差で動いている状況がわかってくると、事前の出船判断だけではなく、出船後早めに危機を察知できたりと役に立つと思います。
・海釣図の予報
以前にも紹介した「海釣図」というGPS海図アプリに予報が付いているのですが、マップ上で予報を呼び出すとそのあたりの予報が「時間毎」で表示されます。
・バイオウェザーサービス
1週間分の気圧配置が見れます。
1週間先の気圧配置などは日々大きく変わりますが、毎日見て他のGPVなどと見比べているとなんとなく天気読みが上達してきた気がします。
最後に、天気は前倒しになる
1週間先などの予定を考えるときに「天気は前倒しになる」と考えています。
例えば1週間後の土曜日に釣りにいきたい場合・・・
例1)土曜日:時化だが夜は落ち着く 日曜日:凪
これなら日曜日の凪が半日早くやってくる可能性があり、出船できる可能性がある!と考えます。
逆に・・・
例2)土曜日:凪だが夜から荒れてくる 日曜日:時化
この場合は、今の時点では出れそうだけど中止になる可能性があると考えます。
さらに・・・
例3)金曜日:時化 土曜日:凪 日曜・月曜:凪
この場合はほぼ出船OKだろうと考えます。
この話のポイントは、天気は前倒しになるということ。
つまり出船したい日はもちろん、その次の日が大切ということです。
逆に後ろ倒しになることは、よほど複雑な気圧配置でないと無いのかなと思います。
以上あくまで私の考えですが、ぜひ機会があれば皆さんの予測も教えてください。