タイラバが餌釣りより優れている理由
異論反論もあるかと思いますが、私自身はタイラバはあらゆる面において、餌釣りを凌駕していると考えています。
その優れているポイントや理由をまとめたいと思います。
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仕掛けのシンプルさが釣りを面白くする。
タイラバは大変シンプルな釣りです。
タイラバに限らずルアー釣りというものはとてもシンプルで、糸の先にルアーを付けるだけ。そしてそれを生きている餌(魚や虫など)に見せることで魚を誘います。
タイラバもルアーですので、本当にシンプルで、糸の先に・・・
・タイラバヘッド
・ネクタイやスカート
・針
・お好みでワーム
これらをまとめて付けるだけでセット完了です。
ペンシルやミノーなどのハード系ルアーに比べれば、ネクタイやスカートなどのラバー類が多いですが、それは逆にタイラバの楽しみを広げてくれるものだと思います。
片や餌釣りですが、糸の先にはハリスやカゴやクッションゴムや浮きやサルカンなどなど、様々なものを複雑にセッティングしなくてはいけません。
タイラバはリールのセッティングを含めて5分もあれば準備できますが、餌つりだとそれはそれは時間がかかると思います。
また仕掛けのシンプルさは、釣りの面白さを変えます。
餌つりでは様々な付属品を装着し、太い糸を使用するので、繊細なあたりや魚の生命感を感じにくいです。
対してタイラバは、ほぼダイレクトに糸を通じて魚の挙動が手元に伝わります。
その為、細かなあたりを感じたり、ヒットした後に鯛が首を振るダイナミックな動きを存分に楽しめるのです。
慣れてくると、2つある針がどんな風にかかっているかとか、タイラバには触れていないけど、周辺を追ってきているな、などの情報まで感じられるようになります。
これは、ジッとかかるのを待つ餌つりに対して、アクティブに仕掛けていくタイラバの醍醐味だと思います。
大型のヒットを誘発しやすい。
タイラバでは、小さい魚ももちろん釣れますが、やはり一定サイズ以上の魚が多いように思います。
特に春ののっこみ時期などは、玄界灘のポテンシャルもあいまって、どれもこれも60cmオーバーということも珍しくありません。
恐らく餌とは違い、動き続けるルアーを追う際に、あまりに小さな魚はふるいにかけられるのだと思います。
簡単で、なおかつ大きなものが釣れやすいタイラバ。凄いです。
手が汚れない(これ重要)
コマセ真鯛などでは、かごに溶けたコマセを詰めますがこれが凄く臭いですよね。
手を洗っても中々取れない臭い。
タイラバなら、餌は使わないので手が汚れることはありません。
遊漁船ならなおさら、魚の後処理までしてくれるので、綺麗な手のまま変えることすら可能です。
私はマイボートなので、魚を血抜きしたり、締めたり、クーラーに入れたりと魚自体は触らないといけませんが、コマセと違い新鮮な魚の魚鯛のぬめりは手を洗えばすぐに取れます。
タイラバの組み合わせを考える楽しみ。
釣りをしない人は、餌つりもルアー釣りも区別なくこう言います。
「私(おれ)は気が短いから釣りはむいてない」と。
確かに餌つりは、仕掛けを投入したらじーっと待つ我慢の釣りですが、タイラバは違います。
今どのあたりに鯛がいるかをイメージしながら、ルアーを落として、(きっと今鯛が見ている)と考えながら、巻いて誘う。
あたりが出ないなら、ヘッドの色やネクタイの色を変えてみる。
巻くスピードを変えてみる、などあの手この手で自分流の工夫を施すことができます。
それはそれで、慣れないうちは難しい部分もあると思いますが、仮説を立てて釣りを展開し・・・釣れた!という時の感動は凄いものです。
またヘッドやネクタイやワームなどタイラバの組み合わせは無限にありますので、釣りに行かない日も、あれこれ組み合わせを考えたり、買い物をしたり、ボックスの整理をしたり楽しみが一杯ですよ。
真鯛だけじゃない、色んな魚がヒットする!
タイラバは真鯛を狙うルアーですが、様々な魚がヒットしてきます。
例えば・・・
○根魚・・・キジハタ、カサゴ、アマダイ、クエなどなど
○回遊魚・・・ぶり、ヒラマサ、イサキ、サワラなど
○その他・・・ヒラメ、ふぐ、かわはぎなどなど
底から上までオールレンジを探れるタイラバだからこそ、海底に棲む魚から、中層を回遊している魚まで様々な魚が釣れるのです。
もちろん、コマセ真鯛などでもイサキなどが食ってくることもありますが、根魚が食うことはまずありません。
タイラバだからこそ様々な魚が釣れて、お土産も増えると思います。