玄界灘のタイラバは瀬を狙うな!?
自分で操船して大海原に繰り出し、そして大物を釣る・・・
言うのは簡単ですが、
問題はどこに行けばいいのか!?です。
そりゃ釣れるところにいけばいいのですが、遊漁船に乗って行ったいろんなポイントも、ざっくりと
小呂島の北側70mとか、ロクレットーとか烏帽子灯台が見えるあたりの50mのところとかそんな感じでしか記憶していません。
こんなザックリの情報で実際に小呂島に行ったとしても、意外と広い周辺海域。路頭に迷うのは目に見えています。
実際には、船長たちはベイトフィッシュの存在はもちろん、何かを目印に真鯛を探しているはず!
そこで、知り合いのタイラバ名人を酒で篭絡して聞き出す!
ことにしました(笑)。
とはいえいきなり、
「ポイント教えてください!」なんていえるほどずうずうしくはありません。
まずは最近買ったつり道具の話などしながら、どんどん焼酎の水割り(といいつつ濃い目に作る)を飲ませていくと・・・
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飲み始めて2時間後、ついに語り始めた名人。
5合の黒霧島が、2/3ほどなくなった頃、私は切り出しました。
やっぱりポイントって瀬を見つけていく感じですか?と。
すると、おもむろにタブレットを取り出した名人。アプリ「海釣図」を起動します。(月額400円くらいだそうです。微妙に高い)。
そのアプリに映し出された海図と等深線をみて、スクロールしていきます。
あった、あった、こういうの(名人)
私見ましたが、一見は何も無い場所のように思えますが、名人が教えてくれました。それは・・・
瀬は雑魚しか釣れん。等深線のヨレを探せ!
等深線が細かく書き込まれた海図。
そこには様々な瀬も名称付で載っていますが、名人が指差したのはそんな瀬からだいぶ離れた、50mくらいの深場あたり。
そしてよく見ると、確かに緩やかな曲線の等深線のラインが、おへそのようにポコッとくびれていました。そして等深線の幅がやや狭い(かけあがり、かけさがり)感じです。
名人「瀬の上は、カサゴなど雑魚ばかり。鯛はあまりいない。それよりも、等深線のよれを見つけて丁寧に潮上から流していくといいとばい。」
私「なるほど~。ちなみに海底はどんな質なんですか?」
名人「基本砂で、何もないちょっと岩が混じる程度。でも、そういうところに大鯛は多かよ。それで釣れると感動するんよ。」
とこんな感じです。
具体的に、座標でココと教えてもらったわけではないですが、私には十分。
船長としてお宝へ近づくための、大切なヒントを得られたように思って、わくわくしました。
あとは、自分で海図を見て探して、行ってみる。
それで釣れたらこんなに感動することはないのではないでしょうか。
海図が宝の地図に見えてきました!