タイラバで釣れる色んな魚(外道)
タイラバほど簡単に真鯛が釣れる釣りはないなと、最近改めて感心しています。
鯛の釣り方としては他にも、コマセ真鯛やひとつテンヤなどありますが・・・コマセ真鯛は仕掛けもややこしいし難しそうだし、ひとつテンヤはシンプルで面白いですが、意外とタイラバの方が釣果は良いんです。
さて、そんな真鯛が簡単に釣れるタイラバですが、真鯛以外にも餌釣りに負けないくらい色んな外道や高級魚が釣れます。
私が今までタイラバで釣った真鯛以外の魚をまとめていきます。
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最近は真鯛しか釣れないと寂しい。
色々な魚が釣れるタイラバ。最近旬の魚を食べることを目的に釣りをしている私としては、大きな真鯛が何枚もつれても、外道が釣れないとちょっと寂しい気持ちになります。
そこで、今まで釣れた外道をよく釣れる順に書いていきます。
外道NO.1「アオハタ」
美味しいハタ系の中でも、体色が黄色や青っぽいのでアオハタ。
キジハタやアカハタよりも深場にいるので、小呂島北や壱岐島方面の60m-80mあたりでタイラバをやっているとよく釣れます。
大きいものは2キロくらいで、刺身も良いですが、鍋や酒蒸しにすると最高に美味しいですね。
少し潮が緩んだときの方が釣れている気がしますので、鯛がイマイチだなーと思ったら、少し底を重点的に狙っ足りしています。
タイラバ外道NO.2「レンコダイ」
このレンコダイも、アオハタと同じくやや深場を狙っているときますね。
海老を付けた海老ラバには特にあたってくると思います。大きさも600gなどまあまあ大きいものが多く、それを一夜干しにすると絶品ですよ。
また、レンコダイが釣れる時は真鯛のヒットチャンスもあると思います。
タイラバ外道NO.3「キジハタ(あこう)」
アオハタより味は上とされるハタ系の高級魚です。
アオハタよりも浅い場所に多く、水深20m-60mでタイラバをしているとヒットしてきます。
この魚も、刺身はもちろん、鍋などが最高です。
また、1キロくらいの良型が1匹釣れると、すぐに同じくらいのが1匹釣れたりします。つがいで行動しているのでしょうか。
タイラバ外道NO.4「クエ(アラ)」
このクエがかかるのは、ほぼ事故的なものですが、2キロ程度ですが釣れたことがあります。
基本的に浅場に棲む魚なので、水深20-40mで岩礁が点在する場所に可能性がありますが・・・
キジハタやアオハタのように期待してはいけません。
味はご存知のように魚界最高峰で、刺身、鍋、内臓全て絶品です。
タイラバ外道NO.5「ヤズ(ぶり)」
これは招かざる客です。完全に。
どの水深にも調子に乗ってやってきます。潮が早いと特に調子に乗るようです。
ヤズがかかる時は、相当数の群れがいて、たいていフォール中にひったくっていきます。そのため、底に真鯛がいてもタイラバを到達させることができません。
そして一番厄介なのがオマツリを引き起こすことです。右に左に走りますので他の方の糸にガンガン絡んでいきます。
ヤズだとわかったら、他の方はササッと糸を巻き上げて回収しましょう。
また食べてもイマイチなのも残念です。引きは面白いですけどね。
タイラバ外道NO.6「ヒラマサ」
ヒラマサはヤズほど右に左に走るわけではないですが、念のため他の方も回収したほうが無難です。
また、ヤズほど群れていないので、逆にヒラマサがヒットしたらそれはそれで喜んで釣り上げています。
大変強烈なパワーを持っていて、ヒットすると根にもぐって糸を切ろうとします。
ここは思い切ってドラグを締めこむのも手です。最初怖いですが、意外と7-8キロのヒラマサならPE1号でドラグをガチガチに締めても切れませんよ。
味は、さっぱりしていますが、上品な脂もあり好きです。
タイラバ外道NO.7「カサゴ(あらかぶ)」
タイラバで流しながら、根のあるほうに流れていったときにゴゴゴとあたってきます。
タイラバの帰りにお土産としてキジハタと一緒に狙うことも多いですね。
カサゴといっても、実はいろんな種類があるそうですが、九州では「あらかぶ」でひとくくりの豪快さです。
実際、深場ではボッコといって1キロくらいの特大あらかぶが釣れますが、それもあらかぶです。
でも皆思っています「これ、絶対種類違うよね」と。
でもでも、アラカブはどんなサイズでも色合いでも旨い。その中でも、黒っぽいアラカブは特に旨い気がします。
タイラバ外道NO.8「アマダイ」
これは、水深60-80mの深場でタイラバをやっているときに、狙ってはいませんがいつも期待しています。
引きが特徴的で、最初けっこう強く引いて、途中でスルスルっと上がってきたかと思うと、また上のほうでグングンと引きます。
大きいものは1キロくらいのもいますね。
とにかくアマダイも美味です。そして美しいです。
タイラバ外道NO.9「カナトフグ」
これも困った外道です。
フォールなどでも当たってきまして、一度活性があがるとしばらく当たってきます。
そして、タイラバのスカートやネクタイをボロボロに。
時には丸裸にするくらいかじって、それでは飽き足らず針までボロボロにしたりします。
ただ、大物は一夜干しにしたり、から揚げにしたり、味噌汁にしたり美味しくいただけます。
タイラバ外道NO.10「エソ」
これは困るほどは無いですが、釣れてもがっかりします。
巨大なものは50cmの1キロくらいのものも釣れました。
基本的に小骨が多く「かまぼこの原料」と呼ばれていますが、実際に一度かまぼこ(さつま揚げ)にしてもらったことがあるのですが、激ウマでした。
ただ、骨ごとミキサーで砕くので、ミキサーがかわいそうに思えました。
タイラバ外道NO.11「マゴチ」
夏から秋が旬で、美味しい魚です。
水深20m-30mの浅い砂地でタイラバをしているとヒットすることがあります。
浅場なら期待しても良い魚ですが、本当はひとつテンヤなどえさ釣りの方が可能性は高いと思います。
薄作りが最高で、今とっても値段が上がっています。(関西の料亭で大人気らしい)
ここに挙げたのは一例です。
他にも、マアジやスズキ、ウマズラハギ、イサキ、カンパチ、マハタ、メジマグロ、サワラなどなど事故的に釣れたこともありますよ。
そんなどんな魚と出会えるか分からないタイラバって、とっても楽しい釣りです。