潮流の速さと釣果③「上げ潮vs下げ潮どっちが釣れる?」
前回は、経験上、やはり「潮が流れている」と釣れる。
特に0.8ノット以上の流れがあると、真鯛や青物が活発になるのでは、と書きました。
今回は玄界灘における「上げ潮」と「下げ潮」のどっちが釣れるのか、を考えていきます。
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玄界灘では下げがいいと言われている。
いきなり結論的に書きましたが、玄界灘では下げ潮のほうが釣れる。と言われることが多いです。実際。
これ、本当でしょうか?考えてみましょう。
まず私の経験から言うと、確かに下げ潮の時の方が釣れている気がします。ですが、上げ潮でももちろん釣れていますし、上げ潮になってから良かった、ということもあります。
でも、全体で見ると、やはり下げ潮の時に良い思いをしていることも多い。
この状況がなぜ生まれるのか。それは、やはり「潮が動いているか」がキーワードだと思います。
つまり、下げ潮の時の方が潮がよく動くことが多い。ということ。
あ、これあくまで玄界灘の話ですので悪しからず。でも、下げ潮のほうが潮がよく動くことが多いのです。
ではなぜ下げ潮の方が動くことが多いのでしょうか。
黒潮は西から下げ潮としてやってくる。
玄界灘の下げ潮は、南西からやってくる黒潮です。
広い場所から狭く浅い玄界灘にギューっと押し込まれるため、勢いがついてよく流れるのだと思います。(すみませんが、私の推測です)
そう考えると、下げ潮がよく動く、というのも納得しています。自分で。
さらに下げ潮は黒潮ですので、南方からの豊富なプランクトンなど栄養を含んでいます。
日本海側の魚はきっとこの南方からの栄養を蓄えるから豊富なのだと思います。
これも下げ潮の釣果と関係しているのでは間違いないでしょう。
それでも下げ潮絶対ではない。
私自身、朝イチから下げ潮だとわかると「釣れそう」とわくわくするし、逆に一日中上げ潮だとちょっと不安になります。
ですが、実際の潮の流れは複雑な条件で変化しているため、「上げ潮のほうが釣れてるよ(潮が効いてるよ)」と耳にする時期もあるのです。
また、実際言ってみると上げの時間の方がよかったということも。
だから単純な話じゃないのですが、自分で操船して釣りに行くようになって感じたことは「同じ玄界灘でも、場所でだいぶ違う」ということ。
これも複雑な条件が組み合わさっての変化ですが、場所によって違うのは確実。だから・・・
釣りを始めて潮が効いていなければ動けばいい!ってことです。
もっと経験値が高い方なら、「今はダメだがこれからじゃ!」と判断もできるのかもしれません。
まだ私は経験が浅いのですが・・・今は近場で動いていなければ、少し足を伸ばします。
逆もしかり。せっかく遠くに着たからといって粘りすぎず、いまいちだったので、戻ったら潮もよく、釣れた!ということもありました。
どんな条件でも釣りという遊びを組み立てられることをこれから目指したいと思います。