予約2年待ち。もはや伝説「SUNRISE(サンライズ)」|玄界灘の遊漁船

オフショアアングラーなら一度は耳にしたことがあるのではと思うほどの、レジェンドクラスの人気遊漁船「サンライズ(sunrise)」の紹介です。

船自体の名前は「新海」です。

そんなサンライズは、全国からプロフェッショナルアングラーが乗りに来ることや、予約が2年先まで埋っているなど少々敷居が高く感じている人も多いでしょう。

ですが、ぜんぜんそんなことは無い、楽しい船なんです。

大物が釣れる、釣らせてくれる、という以外にも魅力があるのです。

私も、5回ほど乗った「サインライズ」の本当の魅力をお伝えしたいと思います。

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ヒラマサがキャスティングで釣れることを発見した船長

サンライズの田代誠一郎船長は、佐賀呼子で現在の佐賀でサンライズを創業する前は、奄美でGTフィッシングのガイドをしていたそうです。

今は無いですが、ワールドマリン奄美という当時としては珍しいトップウォーターでのGT釣りを案内する船宿グループだったとか。

そのワールドマリン奄美の船長の中には、今や予約が取れない奄美の人気船ビッグディッパーの船長であり、カリスマアングラーの福井健三郎さんもいました。

そんな凄腕船長たちの中で5年、GTをトップで釣るという新ジャンルのゲームフィッシングを研究していったのです。

ちなみに、田代船長は福井健三郎さんのことを師匠として慕っているそうです。

実は、私数年前に奄美のウッキーという船をチャーターして、GTにチャレンジしたのですが(ベタ凪でGT釣れず!)、そちらの船長もワールドマリン奄美で田代船長と一緒だった方。

その方からも田代船長の話は聞きましたが、とにかく貪欲に釣りについて学ぶ人物だったと伺いました。

そんな田代船長は、一念発起して、サンライズを立ち上げ。

壱岐対馬も五島列島も、さらには秘境男女群島も射程に収める佐賀県の呼子を拠点にすることに決めたとか。

そして、これは以前サンライズに乗船したときに直接田代船長から伺った話ですが、なぜトップでヒラマサを釣ろうと思ったのかというと・・・

玄界灘にきて右も左もわからない時期に、アジとか真鯛とか狙っていると、なにやらナブラのようなものが発生。

奄美での経験からキハダが何か食べてるのか!?と思ったそうです。(実際は冬なので玄界灘にキハダはいない)

そこで、トップウォータープラグを投げたら、何か釣れるんじゃないか?
と思ってGT用のルアーを投げたらいきなりヒラマサが出てきたのがきっかけだったそうです。

それからは、そんな釣り方をする船が全くいない上に、ジギングとはポイントが違うのでサンライズの独壇場に。

次から次にポイントを開拓して、ヒラマサを釣りまくり・・・

ヒラマサがキャスティングで釣れるらしい

ジギングで釣るよりもデカイ10kgオーバーがバンバン出るらしい

そんな情報がマニアックなアングラーを起点に広がり、全国に名を轟かせていったんですね。

で、サンライズは釣れるのか!?

私が始めてサンライズへ乗船したのは、もう9年前のこと。

友人の知人が、それこそ2年前に予約していたチャーター便に混ぜてまらったのです。

まだまだオフショア初心者で、ヒラマサも4キロまでしか釣ったことがなく、そんな立派な船に乗って大丈夫?

とドキドキしつつ、「大物が釣れるかも」と期待していたのも事実です。

そんな初乗船で、なんと最初の一流しで壱岐島の水深20mの浅場ですよ。もちろんキャスティング。

そして、キャスティングでは釣ったことが無かった私。

でも、目の前で、ヒラマサがボイルしているんです。スゲーぞと。

夢中で投げて、ルアーを泳がせていると・・・

ボッコン

ヒラマサが自分のルアー付近で跳ねました。が・・・手ごたえは無いと思っていると・・・

ググン

1秒(自分的には5秒の感覚!)を空けて竿に強烈な引きが伝わります!

そうです。サンライズ初乗船の一流し目でヒラマサがキャスティングでヒット!

その後はあまり覚えていません。船長に助けられながら、何とか反対舷にまわしてランディング。

上がってきたのは11キロのヒラマサでした。ルアーを完全に飲み込んでいましたよ。

というわけで、私の中でのサンライズのイメージは、イメージどおり「釣れる!」とインプットされたのです。

が、その後も4回乗船していますが、まだ10キロオーバーのヒラマサは釣っていません(笑)。

でも、最初の大マサもそうですが、偶然釣れたのではなく現場に着く前に船長がこんな予言を。

「今日は朝一が勝負です。最初のポイントで出るはずなのでキャッチしてください」と。

その後の乗船でも、その日、いつが時合いになるか、ベイトは何かなど的確に伝えてくれるんです。

あとは、その情報をアングラーが活かせるかなんですよね。

時には「あ、たぶんあそこで出ますよ・・・ボコン。ほら」なんてことも。

とにかくその読みは経験とデータから導かれていると思いますが、私には魔法のように思えます。

でもでも、本当に伝えたい魅力は次なんです!

サンライズの本当の魅力

サンライズの本当の魅力。それは「60フィートを超える船体」「船長の的確な読み」?

いえいえ。私気付きました。

本当の魅力は田代船長のキラキラ感だと。

しかもそれは、女性はもちろん、男性から見てもカッコよくて、変かもしれませんが「がかわいい」のです。

ワンピースのルフィーのようでもあります。男義とたのもしさと、少年のような無邪気さ。

そしてスーパー人気船にもかかわらずの謙虚さ。(その謙虚が人気の秘密?)

だから思いました。

私なんかより何度も乗っている、2年先間で予定は構わず予約しているお客さんたち・・・

彼らは、きっと釣れることなんてどうでもよくて、この田代船長と時間を過ごすことを楽しみにはるばる遠くからやってくるのではと最近思います。

あと、これも男の私が書くと気持ち悪いですが、夏場は上半身裸で船の上に出てカツオを探していたりするんですが・・・

その上半身の引き締まった筋肉も憧れます。私が女性なら抱かれたいと思うかも(笑)。ぜひ夏場に乗ったら見てください。

船名・屋号 サンライズ/新海
出船場所 呼子港(佐賀県)
天神からの距離 車で1時間30分
主な釣り ジギング・キャスティング
思い出の魚 ヒラマサ11kg(キャスティング)

サンライズ「予約の取り方」

2年後の予約は毎年年末頃に募集していますが、これがチャーター募集なんです。

だから、皆さん自分の予定は一旦無視して潮の良い日や「たぶんここは乗れるだろう」という感じで予約するんです。

そして、仲間を集めているんだと思います。

だから、私はそんな知り合いに声をかけてもらえて乗っているとう感じです。

ですので、あまり参考にならないかもしれませんが、釣り仲間を増やしてコネで乗ってください。

それと別に、フェイスブックで時々乗り合い急募があります。(これで1回乗ったことあり)

ぜひフェイスブックでお友達申請をしてみて下さい。

■新しいホームページができたようです。

→新しいサンライズのホームページはこちら