夏のマゴチ(真鯒)

マゴチは、ある意味マニアックな魚かもしれません。

砂地に生息し、どちらかというと単独で行動するため、狙って数を釣るというのは難しいためです。

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釣ってみよう!玄界灘のマゴチ

私も、実際狙って釣ったことは数回で、殆どはひとつテンヤやタイラバで真鯛を浅場で狙っているときに偶然かかる。という感じです。

ですが、真剣に坊主覚悟で狙うのも面白いし、味の面でも価値のある魚だと思います。

ちなみに、ごく数回ですが真剣に狙ったときのつり方は「キスの泳がせ釣り」です。

朝一キスを釣り、その中でもピンギス(10cmに満たない小物)を生かしておきます。これを泳がせ仕掛けにつけて、ドラグを緩めて置き竿でまつのです。

けして数は釣れませんが、ポイントがあっていれば出会える可能性は高いと思います。運がよければ外道で平目が釣れることも。

また泳がせ釣りのポイントですが・・・

早合わせは厳禁です!

置き竿でまっていると、前兆としてキスが動きますので竿先が少し暴れます。

そこでじっと待っていると、

コン ココン とあたりが出始めます。が、まだ待ちます。

ここでは、まだマゴチがキスをつんつんしている段階。

焦って合わせると、すぐにプイッとそっぽを向かれるでしょう。

なので待ちます。その時々ですが、10秒以上時には30秒待ちます。我慢です。

その間に、そーっと竿に手をかけて、緩めていたドラグを締めこみます。

けしてマゴチに殺気を感じさせないようにゆっくりと。

そして、コンコンというあたりが、ゴン グイン と明らかに強く引き込むようになれば合わせのタイミングです。

ぎゅーっと竿を立てれば心地のよい重みを感じられるはずです。

マゴチは旨い。夏の贈り物です。

そんなマゴチですが、魅力は強烈な引きと、そしてその美味しさです。

肉食のハンターらしい、引き締まった身は、薄く作ると透明感があります。

ポン酢でいただくと、ギュッと詰まったうまみとこりこりの触感。そして後から上品な白身特有の香りを感じます。たまりません。

今、関西では大変な高級魚として扱われており、九州玄界灘のマゴチは大変高値で取引されているそうですよ。

ぜひ夏から秋にかけて狙ってみて下さい!

マゴチの薄作り

■マゴチの基本情報

釣れる場所 砂地(玄界灘沿岸、博多湾外側ほか)
季節 年中いますが、夏から秋が釣れるし旨い。
釣り難易度 難しい
仕掛け 泳がせ、タイラバ、海老てんやなど

玄界灘の天然マゴチの通販