釣りの効能。癒し!?逆にストレスも!?
釣りに行けていないので、仕事のストレスが蓄積する一方です。
では、釣りに行けばストレスが解消されるのか・・・ということこれも一概に言えないのかなと、ふと思いました。
たまに「釣りはボーっとできるからストレス解消になるでしょ?」なんて言われたりしますが、本当にそうでしょうか。
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荒海でのルアーフィッシングはボーっとできない。
先述した「ボーっとできる」という点は、釣りのジャンル(川で浮きでとか)によってはそうかもしれませんが、ことオフショアのルアーフィッシングでは当てはまりません。
ジギングは重たいルアーを、筋トレのように常に動かし続けないと釣れませんし、キャスティングも投げまくります。
同じ場所に留まらず、反応を見ながら釣り場を転々とし、ルアーも変えたり忙しいですよね。
という訳で「ボーっとする」という感じではないです。
まだ初心者の頃は、大海原を見て心が洗われるような気にもなったようななっていないような気もしますが、今となっては見慣れて何も感じません。
しかし、これだけは言えます。
「仕事のことを忘れて過ごせる時間」には間違い無いと。
そういう意味では、ボーっとするのと逆で、常にどうやったら釣れるかを考え、体を動かすことで頭がスッキリする効果はあると思います。
また、釣れれば大きいので、アドレナリンが出て高揚する感覚も日常には無いものかもしれません。
実は釣り時間の8割がストレスかも。
これ、以前から思っていたのですが、釣りが「楽しいー」と感じる瞬間は全体のごく一部だと思います。まさに一瞬。
①釣りの前の日
未だに楽しみすぎて眠れない。ほとんど子供と同じ気持ちになります。
②出航の瞬間
ワクワクとちょっぴりの不安とが混ざった不思議な高揚感。でもすぐに消えます
③第一投の瞬間
いきなりきちゃったらどうしようとか毎回思います。が、そこから何時間もあたりなしのことも。
④アタリがあった瞬間
何年もやっているのに、ドキッとして、思わず声がでちゃいます。あぁって。
⑤ヒットして釣り上げるまでの間
これが一番の快感で、魚の重み、動き、駆け引きがたまらないのですが、数分で終わりです。
どうでしょうか。ほとんどの楽しい時間は「一瞬」なのが釣りです。
で、その一瞬の前後は、誤解を恐れずに言うと「ストレス」を感じまくっている状態なのではないかと思うのです。
考え、動き、苦戦して、そしてやってくる一瞬の快感。
しかしけして、ストレスの時間がダメということではなく、その時間があるからこそ「一瞬の快感」が強烈になるのだと思うのです。
スポーツ観戦で、応援しているチームがずっとリードされていたところ、最後の最後に逆転勝ち!となるとやはり快感を感じますが、釣りも近い気がします。
なので、釣りは「超快楽大好き」な人に向いているかもしれません。
夜のイカ釣りは考え事向き。
結構忙しくて、半ば快楽というご褒美を得るための修行のようなルアーフィッシングですが、その中でも「夜焚きイカ」は、一番考え事向きだと思います。
理由は・・・
○あまり体力を使わない
○移動が少ない(無いことも)
○慣れると釣ってはずしてを無意識でできる
こんなイカ釣りなので、釣りをしながら、ボーっとするというよりも私は考え事をしたり、仲間との会話を楽しみます。
特に考え事は、夜で涼しいのと、イカ釣りの流れ作業で脳が活性化するのか・・・
自分でも意外なアイディアが出てきたり、考えが整理されたり効果ありだと思っています。