タイラバ用のワームが効果的!?玄界灘のっこみ真鯛。

今が一番寒い時期でしょうか。

しかし、ココを過ぎれば春の気配も濃くなっていきそうです。

となると・・・のっこみ真鯛で大型フィーバーが期待できる、玄界灘春のタイラバシーズンとなります。

遊漁船の情報では、のっこみ直前ならではの食い渋りや、逆に爆釣などがあっているらしく、着実に海の中は変化しているようです。

そこで、今はどうせ時化で寒いですので、ラインを巻き変えたり、準備の時間にあてています。

そんな中、今では付けるのが当たり前くらいになったトレーラーワームを整理したいと思います!

私自身も、トレーラーが合ったほうが確実にあたりが増えると感じています。

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そもそもトレーラーワームとは何!?

トレーラーと聞いて真っ先に連想するのが大型トラックですよね。

運転席とタイヤと連結部分しかないトラックの前方部分に、動力のない荷物を積む部分を連結したものをトレーラートラックと言いますが・・・

この動力のない後ろの荷物置き部分がトレーラー。

そこから語源が来ていると思いますが、釣りにおけるトレーラーとは・・・

ルアー本体の針に付けるソフトルアー(ワーム)のことを指します。

もともとこの釣りにおける「トレーラー」という言葉を聞いたのは、15年以上前に、ブラックバスの釣りをしていた頃でした。

ゴムの細いスカートが沢山付いたラバージグというルアーに、さらに思い思いの虫っぽいワームを装着する釣り方が登場したんですよね。

それからしばらく「トレーラーワーム」って聞かなかったんですが、4年ほど前からどんどん進化するタイラバの世界で、トレーラーワームが良いかも、と広がって来たと思います。

トレーラーワームを着けると釣果が伸びる理由

タイラバはもともと、それ単体で鯛をはじめ様々な魚が、簡単に釣れると人気になったルアーです。

特徴は・・・

①鉛やタングステンでできた硬いヘッド部分が水を切り、魚にアピールする波動を生み出す。

②ヒラヒラしたゴム製のネクタイが、視覚的に魚を誘惑すること(魚や虫のように)。

③落として巻くだけで、オートマティックに魚を誘い、かける。

というものですが、この中でも②は重要で、柔らかく、水流で自然に生き物のような動きをするネクタイが、最終的に魚の口を使わせていると思います。

で、お気づきの方も多いと思いますが、これってワームとほぼ同じなんです。

つまりタイラバは、何も着けていない状態でも、ハードルアー+ワームという要素を持っているのです。

なのでそこにさらにトレーラーワームを着けるというのは、ある意味邪道のようにも思いますが、実際に使用して感じるのは、ネクタイだけではカバーできないトレーラーならではのメリットがあるのです。

トレーラーワームの強み

①フッキング率を高める

タイラバのヒラヒラ部分のネクタイは、近寄ってきた魚を誘惑(あるいは挑発)して、バイトに持ち込む重要部分。

このネクタイをツンツンとついばむ時にアタリが出るのですが、中々食い込まない時も多い。

早合わせをすると、スカッと空振りして魚は逃げていったり。

これは、基本的にネクタイが針と完全に独立しているから。

ネクタイをハムハムさせて、じっくり根元まで食わせたときに、針がひっかかったり、針も吸い込んだりしてヒットさせます。

逆に言うと、ネクタイだけハムハムしても釣れない。

そこでトレーラーですが、基本的には針にちょんと、それこそ餌のように付けて使います。

その為、最初の前あたりはやはり先っちょしかハムハムしていないので早合わせ厳禁ですが、その後少し食い込んだところで針も一緒に咥えることになるのでフッキングしやすくなると思っています。

ちなみに一般的にタイラバは針が2つ(紐が長いのと短いの)ですが、私は短いほうへ付けています。

こうすることで、長いほうが偶然鯛の顔にかかることも狙っています。

②簡単にアピール力を高められる。

タイラバの視覚的なアピールを司るネクタイは、ヒラヒラと鯛を魅了します。

基本はストレートネクタイで、まっすぐなタイプ。これが水流にあおられてヒラヒラする感じ。

もっとアピールしたいときはカーリータイプ。クルクルとしたネクタイでより強めに動きます。

さらにトリッキーな動きを演出したいときはドラゴンカーリーなどもありますよね。

ストレートネクタイで中々あたりが出ないときに、カーリーに変えてみるなど色々試すわけですがネクタイの着け変えって結構面倒・・・

でもトレーラーワームなら、アピールを高めたいときに好みのワームを針にちょんとかけるだけ。

逆に元に戻したいときも、ササっと外すだけでOK。

アピールの強弱も、ワームのボリュームや形状や色で調整できるので、簡単です。

またワーム自体がカジられてぼろぼろになっても、すぐに交換可能。

ふぐにネクタイをぼろぼろにされることがありますが、ネクタイの交換が面倒なので、スカートも一緒にまるっと変えることもしばしばです。

ワームがぼろぼろなだけなら、ワームだけ新品にさっと換えられるのが本当に楽です。

釣りには時合(良いタイミング)が大切なので、瞬時に状況に適応させられるのは確実に釣果UPにつながると思います。

③ニオイでもアピールできる。

最近のタイラバ用のワームはニオイ付きが多いです。

結構甘い美味しそうなニオイがするんですよね。

これが魚を誘うのですが、実際効果はあると感じています。

ほとんど餌のようになってきていて、純粋なルアーマンには抵抗があるかもしれませんが。

またある意味デメリットかもしれませんが、真鯛以外の魚の食いも立つと感じています。

個人的にはいろんな魚が釣れるので、ワーム様様です。

トレーラーにおススメのワーム

最近はタイラバ専用のワームも本当に増えてきましたね。

ボリューミーなものから、シンプルなものまで様々で、選んでいると昔バス釣りでわくわくしながらワームを物色していた頃を思い出します。

実際、バス釣り用から進化してタイラバ用として発売されているものも多いようです。

また、けしてタイラバ専用じゃないと釣れないということはなく、それこそバス釣り用のものでも釣れると思います。

おススメ①「マルキューパワーイソメ(太)」

以前も紹介した一番のお気に入りは、タイラバ専用品ではありませんが、大好きです。

シンプルなストレートタイプですが、ゴムの柔軟性がよく水流に合わせてヌルヌルと動きます。

また甘い香りも良さ気です。

細や中や極太もありますが、個人的には太がバランスが良い気がしています。


おススメ②「シマノ バクバクトレーラー」

大手メーカーではいち早くタイラバの魅力を発信してきたシマノ。

炎月という名前でリール、竿、タイラバなど総合的に提案していますが、かなり研究して投入したと思われるのが「バクバクトレーラー」。

名前もいいですね。

このバクバクトレーラーは、素材も非常に柔軟性と耐久性があり良いのですが、それ以上に形状やカラーのバリエーションが豊富な点が良いと思います。

海老の形状のもの、コイカの形状のもの、あるいはシンプルな細長の虫タイプなど、季節やベイトフィッシュによってセレクトできるのは、さすが大手だと思います。

おすすめ③「エコギア タイラバアクア」

いち早くタイラバ専用のワームを発売していたエコギアも、形状やカラーの種類が豊富です。

全体に特徴としてはボリューミーなワームが多いので、シンプルが好きな私はたまに使っているという感じですが・・・

確かに、ボリュームがあるほうが食う場面があるんですよね。

今後もっと状況に応じて活用したいと思うワームです。

おススメ④「reins 鯛Vivo」

バス釣りの頃から大好きなワームのメーカーです。

このreinsのシンプルなストレートワームをダウンショットリグでねちねち動かして、小物を沢山釣っていた大学時代を思い出します。

そんなreinsの魅力はバス釣りで培ったルアーそのものの出来はもちろんコストパフォーマンスの高さも見逃せません。

数は数えていないですが、1袋の価格は他メーカーと同じくらいですが、明らかに沢山入っています。

アタリが多い日や、フグが多い季節は、どんどんワームも交換しますのでこのコストパフォーマンスは魅力です。

もちろん、反応も悪くありません。

トレーラーワームは自分流に改造して楽しむ。

今回長く書いてしまいましたが、タイラバのトレーラーワームは、手軽に脱着できるのがポイントなので、アイデアをどんどん試すのがおススメですし楽しいものです。

例えば私はストレートなワームをよく使いますが、長さを変えたりします。

まずはフルサイズで試して、アタリはあるけど中々フッキングしないという時は半分にカットして使ったり。

はたまた2つ房掛けにしてみたりすることも。

枝分かれしているようなワームの枝の部分だけとか、カーリーの先っちょだけ切り取って使ったり。

色々考えて使っているような、気分で使っているような、いろんな時がありますが、改造して釣れたときは「ほらね」と嬉しくなるものです。

ブラックバス釣りなどとは違い、海は広く、魚種も多く、まだまだ手付かずです。

様々な可能性を、気軽に試せる海のソフトルアーの世界は、今後どんどん拡大していくと思います。