玄界灘で釣れる美味い魚ベスト10~ジギング&タイラバ

今後、より魚の食味や調理法に関しても、記事を拡大したいと考えています。

そこで、まずは実際にタイラバやジギングなど自分がやっている釣りで釣ることができる魚限定で、美味しい魚のランキングを整理してみました。

あ、ちなみに完全に独断と偏見で順位付けしていますのであしからず。

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やっぱり美味い魚は簡単に釣れない!?

さてランキングしていくのですが、結構やっぱり、世の中の魚の値段(相場)と美味しさは比例するのではないかと思います。

基本的に魚の市場価格を決めるのは需要と供給のバランスですが、やはり美味しい魚=需要多い、ということで値段が上がりやすいかなと。

ただ、美味しくても見た目がグロテスクだったり、あまりに珍しいものは消費者が手を出さないので値段もつきにくいようです。

過去に食べた珍しいものだと、キツネダイというキツネ面の魚や、エビスダイという真っ赤で、鱗がガラスでできている魚がいましたが、どちらも美味しいですが値段は安かったですよ。

では、話がそれましたがランキングにいきます!

第一位「クエ(アラ)」

釣れる魚とは言っても、狙って釣るためには相当の準備と、強固なタックルが必要です。

でも、タイラバでごくまれに5キロ前後のクエはあがります。

大型(10キロ以上)になるほど、白身なのにじっとりとした脂が乗って最高に美味しくなりますが、小型でもさすが魚の横綱と呼ばれる味ですよ。

特に皮の裏側にゼラチン質のプルプルがあって、鍋にすると最高です。

■美味しい食べ方・・・刺身、鍋、肝の湯がき

第二位「クロマグロ」

玄界灘といっても、正確には対馬海峡の七里が曽根で釣れます。クエと同じく簡単に釣れる魚ではありません。

特にクロマグロが難しいのは、魚の大きさの幅がすさまじい事。

小さいものは3キロ、4キロから最大では400キロまでと同じ魚なのに、全く別物といってもいいくらい大きさが変わります。

その為、その時に飛んでいるクロマグロに合わせたタックルやルアーが必要で、クロマグロ狙い専門の方は、キャスティングタックルもライト、ミディアム、ヘビーと3種類持ち込みますね。

私が釣ったことがあるのは、恥ずかしながら10キロのヨコワと呼ばれるサイズですが、それでも冬のクロマグロは流石の美味さでした。

■美味しい食べ方・・・刺身、兜焼き、カマ焼き、寿司

第三位「サワラ」

クエ、マグロのあとだと地味かもしれませんが、近年私の中で食べたい魚ランキングを駆け上がった魚です。

特に12月から1月頃の4キロ以上の大型は最高です。

脂が乗りまくっているので、刺身にしても焼いても最高。

特に焼くとふわっふわで、しっとりして、他の魚にはない満足感があります。

■美味しい食べ方・・・炙り刺し、塩焼き、ムニエル

第四位「アマダイ」

正確にはアカアマダイです。白も美味いですが、もはや幻。

アカアマダイですら簡単には釣れませんが、玄界灘の真鯛狙いで稀に釣れてくれる嬉しいゲストです。

刺身も焼きも揚げも、椀物もなんにしても美味しいですが・・・贅沢にいくなら一夜干しです。旨みが凝縮して、でもしっとりふんわりと仕上がります。

■美味しい食べ方・・・炙り刺し、刺身、アマダイ飯、酒蒸し、一夜干し

第五位「本カツオ」

七里が曽根や沖ノ島など対馬海流(黒潮)が通るところにいかなければ釣れませんが、釣って楽しく、食べて美味しい魚です。

普段スーパーなどで買うカツオのイメージを刷新するスーパー鮮度のカツオのタタキや刺身は最高です。

特に9月から11月までの戻り鰹は絶品で、皮の裏側に真っ白な脂がついていて、身そのものも赤身というよりピンク身という感じに脂が混じります。

完全なタタキもいいですが、釣ったその日なら皮目だけを焼いた炙り刺しがおススメ。

いっぱい釣れたらタタキにして冷凍で1ヶ月楽しめます!

■美味しい食べ方・・・にんにくたっぷりカツオのタタキ、炙り刺し

第六位「キジハタ」

全国的には希少な魚になりますが、玄界灘では狙っても釣れますし、タイラバのゲストとしても釣れる可能性は高いです。

クエの仲間なので、身質がしっかりしていて、上品な脂が乗っていることと、やはり皮目のゼラチン質が絶品ですね。

■美味しい食べ方・・・薄作り、酒蒸し、鍋、しゃぶしゃぶ

第七位「イサキ」

私が子供の頃からなぜだか「うむ。この魚は美味いね」と大好きだった魚です。

小さい魚ですが、身が厚くて刺身でも塩焼きにしても、そのサイズよりもボリューミーに感じます。

タイラバではほとんど釣れませんが、タイラバの上にサビキを付ければ群れが入っていれば釣れることも。

また、ヒラマサ狙いのジグにも稀に大型イサキが喰ってきます。

本気で狙うなら、5月から6月頃に、小型のジグで狙えば数も釣れますよ。

■美味しい食べ方・・・炙り刺し、刺身、塩焼き、アクアパッツア

第八位「真アジ」

やっぱり日本人といえばアジです。

冒頭で美味しい魚は高いと書きましたが、アジは安くて美味い魚の筆頭ですね。

ただ、傷むのが早いので、スーパーで刺身用に買うときは目利きが必要ですが、その点自分で釣ってきた真アジは超鮮度で美味いです。

焼いても美味しいですが、なんと言っても釣りたての刺身が最高で、個人的には断然「生姜醤油」がおススメです。

あと夏場はアジ南蛮で夏ばてを乗り切るのも大切です。

■美味しい食べ方・・・刺身with生姜醤油、アジのたたき、アジフライ、南蛮漬け

第九位「カサゴ(アラカブ)」

この魚はいつでも釣り人を癒してくれます。

真鯛が釣れなければアラカブ狙い、ヒラマサが釣れなければアラカブ狙い、困ったらアラカブ狙い。

餌でもタイラバでも純粋な心でヒットしてくれる、玄界灘の癒し系アイドルです。

そして、美味しいからなんてよくできた魚だと思います。

特に味噌汁は絶品で、魚の味噌汁ランキングをやったら個人的には圧倒的NO.1だと思っています。まさに滋味深い味なんです。

■美味しい食べ方・・・味噌汁、から揚げ、薄作り

第十位「ヤリイカ」

玄界灘で釣れるのは7月から9月頭までの僅かな期間。

しかし、このヤリイカの刺身は最高です。特に船の上で食べる透き通ったイカの美味しさはたまりませんが、めんどくさいのでめったにやりません。

それでも、家で食べても、冷凍して1ヶ月後に食べてもほとんどおいしさは落ちない。イカってすごく冷凍向きです。

あと小さなヤリイカは生きたまま醤油タレが入ったタッパーにぶち込むと「沖漬け」になりますが、これも酒のつまみに最強だと思います。

■美味しい食べ方・・・刺身、沖漬けのルイベ、天ぷら、イカ飯

美味しいけどランク外の魚たち

ランク外といっても美味しくないどころか、先にあげた魚を超える美味しさの魚もあるのですが・・・

釣れる、釣りたいという基準でセレクトしたのでこのベスト10になりました。

実は他にも九州北部では美味しい魚が沢山いまして、たとえば・・・

対馬の赤むつ(ノドグロ)、対馬の鯖なども絶品ですが、釣るのは正直難しいと思っています。